ペットGPSは田舎でも使える?電波・通信エリアの不安を徹底解消 | いぬなら / ねこなら メディア

ペットGPSは田舎でも使える?電波・通信エリアの不安を徹底解消

田舎の風景とペットGPSのイメージ

Photo by Sue Winston on Unsplash

この記事の要約
  • ペットGPSはGPS衛星・LTE通信・Wi-Fiの3つの技術で動作する
  • 日本のLTE人口カバー率は99%以上で、ほとんどの田舎・地方で利用可能
  • GPS衛星は地球上どこでも受信でき、インフラ不要で田舎でも高精度
  • AirTagは周囲のiPhoneユーザーに依存するため、人が少ない田舎では機能しにくい
  • 購入前にLTEカバーエリアを確認することが最も重要なステップ

「田舎に住んでいるけど、ペットGPS首輪はちゃんと使えるのかな?」「電波が届かない場所だと意味がないのでは?」。地方にお住まいの飼い主さんにとって、ペットGPSの通信環境は購入前の大きな不安ポイントですよね。

結論からお伝えすると、日本国内であれば、ほとんどの田舎・地方でペットGPS首輪は問題なく使えます。この記事では、ペットGPSがどのような仕組みで動いているのか、田舎での通信環境はどうなっているのか、そしてより確実に使いこなすためのコツまで、地方在住の飼い主さんの不安を徹底的に解消していきます。

ペットGPSの仕組みを知ろう(GPS・LTE・Wi-Fiの3要素)

GPS・LTE・Wi-Fiの仕組みのイメージ

Photo by Kevin Stadnyk on Unsplash

ペットGPS首輪が「田舎でも使えるのか」を理解するには、まずその仕組みを知ることが大切です。ペットGPSは主に3つの技術を組み合わせて動作しています。

GPS衛星(位置の特定)

GPS(Global Positioning System)は、地球を周回する人工衛星からの電波を受信して現在地を特定する技術です。空が見える場所であれば地球上どこでも受信可能で、基地局やインターネット環境は一切必要ありません。つまり、田舎であっても都会であっても、GPS衛星による位置特定の精度に差はないのです。

LTE通信(データの送信)

GPSで特定した位置情報を飼い主さんのスマホに届けるために使われるのが、LTE(4G)の携帯電話回線です。位置情報の送受信にはLTE通信が必須のため、お住まいの地域がLTEエリア内であるかどうかが、ペットGPSを使えるかどうかの鍵になります。

Wi-Fi(屋内・近隣の補助測位)

建物の軒下や壁際など、GPS衛星の電波が届きにくい場所では、周囲のWi-Fiアクセスポイントの情報を利用して位置を補助的に測定します。Wi-Fiハイブリッド方式を採用したGPS首輪なら、GPS単体よりもさらに正確な位置追跡が可能です。

田舎・地方でペットGPSは使えるのか?

田舎の風景のイメージ

Photo by Federico Respini on Unsplash

ここからが本題です。田舎・地方でペットGPSが実際に使えるのか、技術的な観点から解説します。

GPS衛星はどこでも受信できる

前述のとおり、GPS衛星は地球全体をカバーしています。田舎だからGPSが使えない、ということは原理的にありえません。むしろ、高い建物が少ない田舎のほうが空が開けているため、都市部よりもGPS精度が高くなるケースすらあります。

LTEカバー率は人口の99%以上

日本の主要キャリア(NTTドコモ・au・ソフトバンク)のLTE人口カバー率は、いずれも99%以上です。これは都市部だけでなく、地方の市町村もほぼすべてカバーしていることを意味します。農村部や漁村、中山間地域でも、集落がある場所であればLTEが使えるのが現状です。

注意が必要なエリア

ただし、すべての場所で万全というわけではありません。以下のような場所では通信が不安定になる可能性があります。

  • 山間部の深い谷間:基地局からの電波が地形に遮られるケース
  • 離島の一部:基地局が設置されていない小さな無人島など
  • 地下やトンネル内:そもそも電波が届きにくい構造

とはいえ、普段の生活圏(自宅周辺・散歩コース・近所の公園など)でLTEが使えていれば、ペットGPS首輪は問題なく機能します。愛犬・愛猫が迷子になった場合でも、通常は生活圏の延長線上を移動するため、LTEエリア内で追跡できるケースがほとんどです。

通信キャリア別カバーエリアの実態

通信キャリアのカバーエリアのイメージ

Photo by David Arrowsmith on Unsplash

ペットGPS首輪に内蔵されているSIMカードがどのキャリアに対応しているかによって、田舎での使い勝手が変わります。ここでは主要3キャリアの地方カバー状況を比較します。

キャリア LTE人口カバー率 田舎での強み 弱点エリア
NTTドコモ 99.9% 山間部・農村部の基地局が最も多い ごく一部の無人地帯
au(KDDI) 99.9% 800MHz帯で建物内にも強い 一部山間部
ソフトバンク 99.0% 都市部に強い 山間部・過疎地はやや弱め

ドコモが田舎に最も強い理由

NTTドコモは元々NTTの固定電話インフラを基盤にしているため、山間部や農村部の基地局数が他のキャリアよりも圧倒的に多いのが特徴です。田舎でのペットGPS利用を考えるなら、ドコモ回線対応の製品が最も安心と言えます。

マルチキャリアSIMなら安心

多くのペットGPSトラッカーは、マルチキャリアSIM(複数のキャリアに自動接続するSIM)を採用しています。これにより、ドコモの電波が弱い場所ではauに切り替わるなど、最も電波状況の良いキャリアを自動で選択してくれます。購入前にSIMの対応キャリアを確認しておくと安心です。

自分の地域のカバー状況を確認する方法

各キャリアの公式サイトでエリアマップが公開されています。お住まいの住所を入力するだけで、LTE対応状況を簡単に確認できます。

  • NTTドコモ:サービスエリアマップ(公式サイト)
  • au:エリアマップ(公式サイト)
  • ソフトバンク:サービスエリアマップ(公式サイト)

Wi-Fiハイブリッドが田舎で活きる理由

Wi-Fiハイブリッド測位のイメージ

Photo by Reyhan Aviseno on Unsplash

「田舎にはWi-Fiなんてないのでは?」と思われるかもしれませんが、実はそうでもありません。田舎の住宅街でも、各家庭にWi-Fiルーターが設置されているケースが増えています。

住宅街のWi-Fiが測位を補助する

Wi-Fiハイブリッド方式のGPS首輪は、周囲のWi-Fiアクセスポイントの電波強度を検出して位置を推定します。接続するわけではなく、電波の存在を検知するだけなので、パスワードは不要です。田舎の住宅街でも、隣家のWi-Fiルーターの電波を拾って測位精度を高めることができます。

GPS信号が遮られる場面で活躍

愛犬・愛猫が家の軒下に潜り込んだとき、納屋の中に入ったとき、塀と建物の隙間にいるときなど、GPS衛星の電波が届きにくい場面はたくさんあります。こうした状況でWi-Fi測位が補助してくれるため、「GPSだけでは見つけられなかった」というケースを減らせます。

「ねこなら」のGPS + Wi-Fiハイブリッド方式

GPS見守りデバイス「ねこなら」は、GPS衛星による測位に加えてWi-Fiアクセスポイントの情報を活用したハイブリッド測位を採用しています。屋外ではGPSの高精度測位、建物付近ではWi-Fi補助測位と、状況に応じて最適な方法で愛犬・愛猫の位置を特定します。

田舎でペットGPS首輪を使いこなす5つのコツ

ペットGPS首輪を使いこなすコツのイメージ

Photo by Alex Skobe on Unsplash

田舎でペットGPS首輪をより効果的に使うために、押さえておきたい5つのポイントをご紹介します。

  1. 購入前にLTEカバーエリアを確認する:最も重要なステップです。各キャリアのエリアマップで自宅周辺と散歩コースがLTEエリア内であることを確認しましょう。マルチキャリアSIM対応の製品を選べばさらに安心です。
  2. 首輪は首の上側に装着する:GPS首輪のアンテナが空に向くよう、首の上部に本体がくるように装着しましょう。毛の中に埋もれたり、首の下側にぶら下がったりすると、GPS衛星の電波を受信しにくくなります。
  3. 安全エリア(ジオフェンス)は広めに設定する:田舎では愛犬・愛猫の行動範囲が都市部よりも広くなりがちです。自宅敷地だけでなく、近隣の畑や空き地も含めて安全エリアを広めに設定すると、誤通知を減らしつつしっかり見守れます。
  4. ファームウェアを最新に保つ:メーカーはGPS精度の改善や通信の最適化を定期的にアップデートで提供しています。最新のファームウェアに更新しておくことで、電波状況が良くないエリアでもより安定した追跡が期待できます。
  5. 外出前にフル充電しておく:田舎では愛犬・愛猫が広い範囲を移動する可能性があります。長時間の追跡に備えて、お出かけ前にはバッテリーをフル充電しておきましょう。「ねこなら」は最大72時間の連続使用が可能です。

田舎での迷子対策比較(GPS首輪 vs AirTag vs マイクロチップ)

田舎での迷子対策として代表的な3つの方法を比較してみましょう。それぞれの特徴を理解して、最適な対策を選んでください。

対策 田舎での有効性 リアルタイム追跡 電波依存 月額費用
GPS首輪 ◎ とても有効 ◎ 可能 LTE通信が必要 500〜980円
AirTag △ 田舎では不十分 × 不可 Bluetooth(周囲のiPhone依存) 0円
マイクロチップ △ 保護後のみ有効 × 不可 なし 0円

AirTagが田舎で使えない理由

AirTagはAppleの「探す」ネットワークを利用しており、近くにいるiPhoneユーザーのBluetooth経由で位置情報を更新する仕組みです。都市部であれば周囲に多くのiPhoneユーザーがいるため位置が更新されやすいのですが、人が少ない田舎ではiPhoneとすれ違う頻度が極端に低いため、位置情報がほとんど更新されません。

つまり、愛犬・愛猫が迷子になったとき、AirTagでは「最後にiPhoneユーザーとすれ違った場所」しかわからず、リアルタイムの居場所を追跡することができないのです。

GPS首輪は自力で位置を送信する

一方、GPS首輪はLTE回線を通じて自力で位置情報を送信します。周囲に人がいなくても、LTEの電波が届いていれば飼い主さんのスマホに位置情報がリアルタイムで届きます。これが、田舎での迷子対策にGPS首輪が最も有効な理由です。

マイクロチップは「保護された後」の身元証明

マイクロチップは愛犬・愛猫の体内に埋め込む身元証明用のチップです。迷子になった後、保健所や動物病院で専用リーダーを使って読み取ることで飼い主を特定できます。ただし、位置追跡機能はないため、迷子になった愛犬・愛猫を探す手段としては使えません。マイクロチップとGPS首輪を併用するのが最も安心です。

まとめ

この記事のポイントを振り返りましょう。

  1. GPS衛星はどこでも受信可能。田舎だからGPSが使えないということはない
  2. 日本のLTE人口カバー率は99%以上。ほとんどの田舎・地方でペットGPS首輪は使える
  3. NTTドコモが田舎に最も強い。マルチキャリアSIM対応なら複数キャリアを自動切り替え
  4. Wi-Fiハイブリッド方式なら、建物付近でもGPS+Wi-Fiで測位精度アップ
  5. AirTagは田舎では機能しにくい。周囲のiPhoneユーザーに依存するため
  6. 購入前にLTEカバーエリアを確認することが最も重要なステップ

田舎に住んでいるからといって、ペットGPS首輪を諦める必要はありません。むしろ、田舎は愛犬・愛猫の行動範囲が広くなりやすく、人目も少ないため、迷子になったときのリスクは都市部以上です。だからこそ、GPS首輪による見守りがより一層大切になります。

GPS + Wi-Fiハイブリッド測位を搭載した「ねこなら」は、約35gの国内最小・最軽量クラスで愛犬・愛猫の負担にならず、IP68防水で雨の日も安心。本体16,800円、月額500円〜980円で、全国のLTEエリアでリアルタイム追跡が可能です。田舎での迷子対策が気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

よくある質問(FAQ)

はい、GPS衛星は地球上どこでも受信できるため、田舎でも正確な位置追跡が可能です。ただし位置情報をスマホに送信するにはLTE通信が必要なので、お住まいの地域がLTEエリア内であることが条件です。日本の人口カバー率は99%以上のため、ほとんどの地域で問題なく使えます。
開けた場所であればGPS衛星を受信できるため、山の中でも位置特定は可能です。ただし深い谷間や密林ではGPS信号が弱くなることがあり、またLTE電波が届かない山奥では位置情報の送信が遅延する場合があります。登山道沿いなど基地局が整備されたエリアでは問題なく動作します。
AirTagは近くにいるiPhoneユーザーのBluetooth経由で位置を検出する仕組みのため、人が少ない田舎では位置が更新されにくく、迷子対策としては不十分です。GPS首輪はLTE通信で自力で位置情報を送信するため、周囲に人がいなくても追跡できます。
各通信キャリア(NTTドコモ・au・ソフトバンク)の公式サイトにあるエリアマップで確認できます。お住まいの住所を入力するとLTEの対応状況が表示されます。多くのGPSトラッカーはマルチキャリアSIMを使用しているため、いずれかのキャリアが対応していれば利用可能です。
製品によって異なりますが、一般的に月額500円〜980円程度です。「ねこなら」の場合、本体価格16,800円に加えて月額500円〜980円の通信費がかかります。AirTagは月額無料ですが、田舎ではほとんど機能しないため、費用対効果を考えるとGPS首輪のほうが実用的です。
この記事を書いた人
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いぬなら / ねこなら 編集チーム

愛犬・愛猫兼用GPS見守りデバイス「いぬなら / ねこなら」の編集チームです。愛犬・愛猫の安全と飼い主さんの見守りをサポートする情報をお届けしています。

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