愛犬・愛猫のマイクロチップ義務化とは?登録方法・費用・よくある誤解を解説 | いぬなら / ねこなら メディア

愛犬・愛猫のマイクロチップ義務化とは?登録方法・費用・よくある誤解を解説

愛犬と愛猫のイメージ

Photo by Anya Prygunova on Unsplash

この記事の要約
  • 2022年6月からブリーダー・ペットショップ経由の犬猫にマイクロチップが義務化
  • すでに飼っている犬猫は努力義務(罰則なし)だが装着推奨
  • 登録は環境省のサイトでオンライン手続き(手数料300円)
  • マイクロチップは居場所を追跡できない(よくある誤解)
  • GPS首輪と併用することで迷子対策が万全になる

「うちの子にもマイクロチップを入れた方がいいの?」「義務化って聞いたけど、もう入れてないと違反?」——マイクロチップについて、なんとなく気になっているけど詳しくは知らない。そんな飼い主さんは多いのではないでしょうか。

2022年6月に改正動物愛護法が施行され、犬猫へのマイクロチップ装着が義務化されました。ただし、この「義務化」には対象範囲や条件があり、正しく理解している人は意外と少ないのが現状です。

この記事では、マイクロチップ義務化の正確な内容から、登録方法、費用、よくある誤解、そしてGPS首輪との併用まで徹底解説します。

マイクロチップ義務化の内容

動物病院のイメージ

Photo by Sasun Bughdaryan on Unsplash

まず、「義務化」の正確な内容を整理しましょう。すべての犬猫に義務があるわけではありません。

義務の対象(必ず装着が必要)

  • ブリーダー・ペットショップ:販売する犬猫には装着が義務
  • 2022年6月1日以降に購入・譲渡された犬猫:すでにマイクロチップが装着された状態で引き渡される
  • 新しい飼い主は30日以内に環境省のデータベースに所有者情報を登録する義務がある

努力義務の対象(推奨だが罰則なし)

  • 2022年6月1日以前から飼っている犬猫
  • 保護団体から譲渡された犬猫
  • 知人から譲り受けた犬猫

ポイント:すでに飼っている犬猫は「努力義務」なので、装着しなくても罰則はありません。ただし、迷子や災害時の身元確認に非常に有効なため、環境省も装着を強く推奨しています。

マイクロチップとは?

マイクロチップは、直径約2mm×長さ約12mmの円筒形の電子タグです。専用のリーダーで読み取ると、15桁の個体識別番号が表示されます。この番号をデータベースで照会することで、飼い主の情報がわかる仕組みです。

  • 電池不要:リーダーの電波で起動するため、半永久的に使える
  • 体内に埋め込む:首の後ろの皮下に注射器で装着
  • MRI・CT検査にも対応:体に害はない
  • GPS機能はない:リアルタイムの位置追跡はできない

登録方法と手順

愛猫のイメージ

Photo by Werzk Luuuuuuu on Unsplash

新たに装着する場合の流れ

  1. 動物病院でマイクロチップを装着してもらう(所要時間:数秒〜数分)
  2. 獣医師から「マイクロチップ装着証明書」を受け取る
  3. 環境省の「犬と猫のマイクロチップ情報登録」サイトにアクセス
  4. 飼い主情報(氏名・住所・電話番号)とマイクロチップの識別番号を登録
  5. 登録手数料を支払い(オンライン:300円、紙申請:1,000円)
  6. 登録完了メールを受け取る

ペットショップ・ブリーダーから迎えた場合

2022年6月以降にペットショップやブリーダーから迎えた場合、マイクロチップは装着済みです。飼い主がやるべきことは:

  1. 販売業者から「登録証明書」を受け取る
  2. 環境省のサイトで飼い主の変更登録を行う(30日以内)
  3. 登録手数料300円を支払い

注意:飼い主の変更登録を忘れると、保護されても前の飼い主(販売業者)に連絡が行ってしまいます。購入後、必ず変更登録を行ってください。

登録情報の変更が必要なとき

  • 引っ越しした場合 → 住所変更
  • 電話番号が変わった場合 → 連絡先変更
  • 飼い主が変わった場合 → 飼い主変更
  • 愛犬・愛猫が亡くなった場合 → 死亡届

すべて環境省のサイトからオンラインで手続きでき、変更手数料は無料です。

費用はいくら?助成金情報も

スマホを操作するイメージ

Photo by Sasun Bughdaryan on Unsplash

費用の内訳

  • 装着費用:3,000〜10,000円(動物病院による。避妊・去勢手術と同時なら安くなる場合も)
  • 登録手数料:オンライン 300円 / 紙申請 1,000円
  • 変更手続き:無料

自治体の助成金制度

多くの自治体で、マイクロチップ装着費用の助成金制度を設けています。

  • 助成金額は1,000〜5,000円程度(自治体による)
  • 申請は装着前に行う必要がある場合が多い(事後申請不可のことも)
  • お住まいの市区町村の公式サイトで「マイクロチップ 助成金」と検索

よくある3つの誤解

マイクロチップについて、多くの飼い主さんが誤解しているポイントがあります。

誤解①:マイクロチップで愛犬・愛猫の居場所がわかる

これが最も多い誤解です。マイクロチップにはGPS機能はありません。専用のリーダーを近づけないと読み取れないため、リアルタイムで居場所を追跡することは不可能です。

マイクロチップはあくまで「保護された後に飼い主を特定する」ためのもの。迷子の愛犬・愛猫を「探す」ためには、GPS首輪のようなリアルタイム追跡デバイスが必要です。

誤解②:すべての犬猫に装着義務がある

前述の通り、義務なのはブリーダー・ペットショップ経由の犬猫のみ。すでに飼っている犬猫は努力義務です。ただし、装着していないと保護された際に飼い主が特定できないため、装着を強くおすすめします。

誤解③:一度入れたら何もしなくていい

マイクロチップ自体はメンテナンス不要ですが、登録情報の更新は飼い主の責任です。引っ越しや電話番号変更時に登録情報を更新しないと、保護されても連絡が取れず、意味がなくなってしまいます。

マイクロチップ+GPS首輪で万全の対策を

愛犬のイメージ

Photo by Alex Skobe on Unsplash

マイクロチップとGPS首輪は、役割がまったく違います。

  • マイクロチップ:保護された「後」に飼い主を特定する
  • GPS首輪:迷子になった「瞬間」からリアルタイムで居場所を追跡する

つまり、マイクロチップだけでは迷子になってから見つかるまでの間、何もできないのです。GPS首輪があれば、迷子になった瞬間にスマホで居場所を確認し、すぐに迎えに行けます。

マイクロチップ=身分証明書、GPS首輪=リアルタイム見守り。この2つを組み合わせることで、迷子対策は万全になります。

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まとめ:マイクロチップは「保険」、GPSは「見守り」

マイクロチップ義務化について、押さえておくべきポイントを振り返りましょう。

  1. 義務の対象:ブリーダー・ペットショップ経由の犬猫。既存の飼い犬猫は努力義務
  2. 登録方法:環境省サイトでオンライン登録(手数料300円)
  3. 費用:装着 3,000〜10,000円 + 登録 300円。自治体の助成金もチェック
  4. GPS機能はない:居場所の追跡はできない。リアルタイム追跡にはGPS首輪が必要
  5. 登録情報の更新を忘れない:引っ越し・電話番号変更時は必ず更新

マイクロチップは、万が一のときの最後の命綱。そしてGPS首輪は、迷子を未然に防ぐリアルタイムの見守り。この2つを組み合わせて、大切な家族の安全を守ってあげてくださいね。

よくある質問(FAQ)

通常の注射とほぼ同じ程度の痛みです。専用のインジェクター(注射器)で皮下に埋め込みます。所要時間は数秒で、麻酔は通常不要です。子犬・子猫の場合は避妊・去勢手術と同時に行うこともあります。痛みに敏感な子や不安な場合は、事前に獣医師に相談してください。
マイクロチップは保護されたときに飼い主を特定するためのものです。リアルタイムで居場所を追跡する機能はありません。迷子の愛犬・愛猫を「探す」ためには、GPS首輪のようなリアルタイム追跡デバイスが必要です。マイクロチップとGPS首輪を併用することで、迷子対策はより万全になります。
2022年6月1日以前から飼っている犬・猫については「努力義務」であり、法的な装着義務はありません。ただし、迷子や災害時の身元確認に非常に有効なため、環境省も装着を強く推奨しています。かかりつけの動物病院で簡単に装着できるので、未装着の方は検討をおすすめします。
引っ越しや電話番号の変更があった場合は、環境省の「犬と猫のマイクロチップ情報登録」サイトで変更手続きが必要です。オンラインで手続きでき、手数料は無料です。登録情報が古いままだと、保護されても連絡が取れなくなるため、変更があったら速やかに更新してください。
装着費用は動物病院によって異なりますが、一般的に3,000〜10,000円程度です。登録手数料は環境省のデータベースへのオンライン登録で300円、紙の申請書の場合は1,000円です。自治体によっては装着費用の助成金制度がある場合もあるので、お住まいの市区町村に確認してみてください。
この記事を書いた人
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いぬなら / ねこなら 編集チーム

愛犬・愛猫兼用GPS見守りデバイス「いぬなら / ねこなら」の編集チームです。愛犬・愛猫の安全と飼い主さんの見守りをサポートする情報をお届けしています。

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